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新日本保険新聞 コラム

今さら聞けないIT用語、あなたはご存知ですかデジタルデバイドって、何?

保険代理店のための情報セキュリティ知識と対策25

今さら聞けないIT用語として、「DX」、「ITリテラシー」、「デジタルデバイド」の3つを紹介します。

特にDXは保険業界問わず耳にすることが多いですし、今コロナ禍でDXを知らない経営者は非常にまずいです。情報セキュリティにおける知識と対策を考える以前に、これらについてしっかりと理解しておく必要がありますので共有しておきます。

まず、「DX」とは、デジタルトランスフォーメーションの略語で、企業がデータやデジタル技術を活用し、組織やビジネスモデルを変革し続け、価値提供の方法を抜本的に変えることを言います。まさにコロナ禍において、多くの企業が変革していることと思います。

具体例として、テレワークへの移行、クラウドシステムの活用、業務プロセスの再構築等があり、ビジネス全体を根底から大きく変革することが社会全体に求められています。

次に、「ITリテラシー」とは、コンピューターやインターネットをはじめとする情報技術(IT)を適切に活用する基礎的な知識や技能のことをいいます。保険業界は特にこのITリテラシーが低い業界です。

ただし、デジタルリテラシー(インターネットを中心にデジタル情報や通信について、さらにはそれらを活用するパソコンやスマホなどの機器やアプリについて知識を持ち、利用する能力のこと)同様、今も今後も必ずITリテラシーの高い人材の確保が企業に求められることでしょう。

最後に、「デジタルデバイド」とは、コンピュータやインターネットなどのITを利用したり使いこなしたりできる人と、そうでない人の間に生じる、貧富や機会、社会的地位などの格差のことを言います。

例えば、YouTuberを遊びだろ?、クラウドファンディングやオンラインサロンを詐欺だろ?、保険業界からオフラインの対面募集は無くならないだろ?、といった具合に知らないまま言う人は多いです。少し事例が保険業界からずれている感はありますが、デジタルデバイドとはそういうことであり、IT関連のツールは活用すると間違いなく便利なものが多い中、自ら敬遠して損をしている人と活用している人では大きな格差があるということです。

以上をまとめると、経営者や管理職の方でITリテラシーの高い方のいる会社は今後の経営や舵取りに強い会社であると言い切れます。

アナログ経営とデジタル経営では、1つひとつの業務においてもスピード感が全く異なり、1人ひとりがこなせる業務量も各段に変わってきます。なかなか保険代理店では営業や事務のスペシャリストはいても、ITや経営のスペシャリストがいない場合が多いです。急にそんな人材の雇用をできれば苦労はしませんので、今いるスタッフの誰かに勉強してもらう方法もありますが、その辺は弊社までお気軽に頼っていただければと思います。

▼エムアイシーは、保険代理店専用の業務管理システム提供の他、代理店のシステム部門としてITサポートやITコンサルティングの提供をします。
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第3171号(週刊) 新日本保険新聞[生保版]2021年7月12日

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