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まずは業務の流れを整理し、情報を使える形で残す

保険代理店のための分かりやすいDX 35

損保ジャパンが代理店評価に生成AIを導入
——自己点検結果や提出資料をAIが読み取る 「AI+人」で評価を決める

2025年末、損保ジャパンが代理店評価に生成AIを導入すると発表しました。AIが代理店の自己点検結果や提出資料を読み取り、業務品質評価の一次判定を行うという取組みです。

このニュースは、単に「保険会社がAIを使い始めた」という話にとどまりません。代理店にとってのDXの意味が、次の段階に入ったことを示す象徴的な出来事だと言えるでしょう。

これまで代理店評価は、チェックシート、ヒアリング、担当者の判断といった、人の目と経験に大きく依存してきました。しかし今回、生成AIが一次判定を担うことで、評価基準のブレを抑える、判定スピードを高める、担当者の負担を軽減するといった効果が期待されています。

重要なのは、「AIが評価を決める」のではなく、「AI+人」で判断する仕組みである点です。これはDXの王道とも言える考え方です。

この動きは、代理店側のDXとも密接に関係します。AIが評価に使うのは、あくまで提出された情報です。つまり今後は、業務プロセスが整理されているか、記録がデータとして残っているか、説明内容が客観的に伝わる形になっているかといった点が、これまで以上に重要になります。裏を返せば、DXが進んでいる代理店ほど、評価内容を正しくAIに伝えられる時代になるということです。

DXというと、効率化や人手不足対策、法令対応といった守りの投資として語られがちです。しかし今回の事例は、DXが代理店の信頼性や評価そのものを高める要素になり得ることを示しています。

記録が残っていること、説明が整理されていること、業務が見える化されていること。これらは単なるIT化ではなく、「きちんと仕事をしていることを第三者に説明できる力」です。

評価制度のDX化は、今後ほかの保険会社にも広がっていくでしょう。そのとき代理店に求められるのは、評価されるために何を書くかではなく、日常業務をどう記録し、どう伝えられる形にしておくかという視点です。

DXは難しいシステム導入から始める必要はありません。まずは業務の流れを整理し、情報を使える形で残すこと。今回のニュースは、代理店DXの方向性を静かに、しかし確実に示していると言えるでしょう。

そして代理店経営者の視点で見たとき、この流れは「評価制度への対応」にとどまる話ではありません。

AIに正しく状況を伝えるためには、日常業務の記録や判断プロセスが、後から説明できる形で整理・蓄積されていることが前提になります。個人の経験や属人的な管理では、いずれ限界が来ます。

顧客・契約・対応履歴・意向・証跡を一元的に管理し、業務を見える化する仕組みが必要です。MIC-ViewSystem(ビューシステム)のような基盤は、DX推進というより、これからの代理店経営を安定させるための土台として捉えるべき段階に入ったと言えるでしょう。

▼保険代理店のDXはエムアイシーへ
https://www.viewsystem.info/ 

第3405号(週刊) 新日本保険新聞[損保版]2026年2月23日

📘 この記事は、クラウド型顧客管理システム「MIC-ViewSystem」を開発した、現役の保険代理店である株式会社エムアイシーがお届けしています。

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